コスイベレビュー コミックマーケット
どんなイベント?
最大の同人即売会でコスプレも楽しむことができる!
他のイベントとは違い、ルールや参加手順が多いので確認が必要。
こんな人にオススメ
・交流したい
・写真をたくさん撮ってもらいたい
私的評価
アクセス【★★☆☆☆】
公共の交通機関を利用する分にはアクセスが良い。
自家用車を利用する場合、特にコミケの時期は付近の有料駐車場の利用料金に1日の上限が設けられないところも多く、かなりの額を請求されるケースがある。隣駅など少し離れた地点の駐車場を利用し、電車で少し移動をするのがオススメである。
また、ルールとしてコミックマーケットは”始発で来場した人から待機列を作る”というものがある。徹夜組と呼ばれる始発前からの会場付近のうろつきや場所取りなどは近隣の迷惑になるため禁止されている。
始発での来場は、待機時間が長く、夏、冬どちらもキツイ。カイロや熱冷ましシートなど様々な防寒グッズや冷感グッズを持っていこう。
水分も忘れずに!
会場の快適さ【★☆☆☆☆】
周辺に高い建築物が少ないが故に影になりやすい場所が少ない。
コンクリートやアスファルトの地面が多く、夏場の屋外は日陰でも地面からの熱が凄まじく、容赦なく体力と水分を奪っていく。屋内に於いても熱気が篭りやすいので比較的露出度の高い衣装でも倒れる人がいる。
駅から会場までの道のりにコンビニや自販機もあるが、非常に混雑するため最寄駅などで事前に飲み物や食べ物を確保しておいたほうが良い。会場内にもコンビニが設置されているが、混雑していてほとんどの棚がレジ列で商品が見えないほどの混み具合。レジに並ぶだけで10分程度はかかる。
夏は暑さにプラスして、人の熱気で蒸し暑く、Tシャツでの一般参加者でさえフラフラする。ウィッグを被っているだけでも相当辛い。化粧も汗で溶けやすく、ボディペイントは汗で流れてしまうだろう。
また、長袖だったり、通気性の悪い衣装を選択すると非常に辛い。着物や気ぐるみであれば熱中症で倒れる可能性あり。
毎年twitterなどで初参加の人への注意喚起として暑さ対策を流している人がいますが、毎年必ず一般参加者ですら倒れて医務室に運ばれている。
冬は真逆で非常に寒い。長袖や厚着衣装であれば耐えられる。
肌が見える衣装は海辺ということもあって、肌が痛く感じるほど辛い。
時々冬でもスク水や露出衣装で参加しているレイヤーさんがいますが、衣装の中に大量にホッカイロを仕込ませていたり、対策をしっかり練っている方達です。
ビッグサイトでのイベントは立地や人数が他のイベントとは大違いなため、「先週◯◯のイベントでやった時は耐えられたからこの衣装で行くか!」というのは通用しない。
更衣室【★☆☆☆☆】
とにかく人が多すぎる!!
コミケが1番コスプレ参加者が多いイベントではないだろうか?
更衣室への待機列が本当に長くて大変。初のコミケ参加の場合はコスプレはやめておいた方が良い。
一人一人のスペースが狭く、友人と来ている人のほとんどは離れた場所で着替えることになる。
更衣室内は変なアナウンスが流れている。コミケあるあるので毎年恒例になっているが・・・・。
近年この待機列を解消するべく”コスプレ先行入場”制度が設けられた。
なんと開会前に更衣室を利用し、コスプレに着替えることのできるシステム。指定された時間帯にコスプレ先行入場専用入口より更衣室に入場し、開会後すぐにコスプレエリアに移動できる。
この制度を利用するためには、オンライン申し込みを早い段階でしておく必要がある。また通常のコスプレ登録料の他に、先行入場事務手数料(1000円)がかかる。
コミックマーケットのルールは毎回変化すると思っておいた方がいい。頻繁に公式サイトを覗いてもいいかもしれない。
人口密度【★☆☆☆☆】
こんなに混雑するイベントが他にあるのだろうか?
年々レイヤー参加する人が増えて来ているため、撮影スペースももちろんギュウギュウ。よくネットで見かける囲みの写真はレイヤーの周りをカメラマンが輪になるように囲んでいるが、あのように全身が映るような構図で撮影するのは困難。
撮影スペースも開催日時により増えたりしているのだが、そこそこな距離を歩いて移動することになる。
フレンドさんと会う事は頑張れば可能ですがすごい人ですので 待ち合わせ場所を決める、相手が知らない作品のコスプレをしている場合は前持ってキャラクターを調べておかないと探せないかもしれません。
広場についたらカメラマンの人だかりがありますが、大抵露出高い女性レイヤーに群がってます。
そして、人口密度が高くなることを利用する心ない輩が出没するのもまた事実。
過度なローアングル撮影や置き引きなども多く発生しています。
またコミケでは撮影マナーのなっていない人やルールが分からない一般の方も少なくなく、自衛しようにも全てに目が行き届かない為、盗撮などに過度に反応する人は、そもそも参加しないほうが安全かもしれません。
ナンパ行為等の出会いを求めるカメラマンも多く、これをきっかけにいかがわしい撮影を誘ってきたりもする。
ロケーション【★☆☆☆☆】
☆エントランスプラザ
逆三角形の会議棟を背景に撮影できるので、コミケに来た記念として写真を撮るのにピッタリ。エントランスに近いので、午後になると大変混雑します。併せには不向きです。
☆庭園広場
緑地と水場があり、いい写真が撮れそうに見えます。午後になると非常に混雑し、撮影どころではなくなってしまいます。
☆東ホールのトラックヤード
大手サークルの行列がなくなった後であれば、人が殺到する場所でもないので撮影しやすい。奥に行くほどすいていて、少し遠いが東3ホールと6ホール前なら大型併せにも好適。しかし、退避場所となる日陰がないため非常に暑い。冬はほんのり暖かく過ごしやすい。
☆西ホールのトラックヤード
常時日陰になりますが、雨の日にはここが唯一の撮影スポット。雨や雪が降っていない時は、コスプレエリアとして使っている人をほとんどいない。
☆屋外展示場
西ホールを抜けた先にある、駐車場のコスプレエリア。直射日光や雨などからの退避場所となる、西ホールのトラックヤードが目の前にあります。ホールから近いため人が殺到しやすく、午後になると混雑する。
ホールからとても遠い場所に入口が設定されることも。
☆屋上展示場
西ホールの屋上にありますが、行く時には長い長い階段を昇って行かねばならず、普段体を鍛えていない人や荷物の多い人が行くのは難しいです。頑張って昇ってみたら、企業ブースへの列が占領していて、撮れなかった…という悲劇も。
”1日目限定でこのスペースが利用可能”という場所もあるので前日に解放されていたエリアが今日はない!ってこともあり注意が必要。
凝った撮影は厳しい。ガッツリ撮影をしたい!という人はTFTに途中で移動するのもあり。
スタッフ 設備【★★★★★】
特に貸し出しは行っていない。
スタッフさんは基本的にコミケに慣れている有志のボランティアスタッフの方。迷子になったら詳しく道案内をしてくだったり、コスプレエリアが混雑すると誘導をしてくださったり、とにかくテキパキ素晴らしい動きっぷり。
更衣室を利用せずにコスプレをしていそうな人に声かけ確認をしたりもしている。
ボランティアスタッフさんですが、プロです。
値段【★★☆☆☆】
料金は安い。ただ、この料金には他のイベントには必ずついている「クローク代」が含まれていない。そのため着替えやキャリーバッグはそのまま持ち歩くか、別のクローク列に再度並ばなくてはならない。
TFTでもイベントを行なっているので、そちらに預ける人も…。ごく稀にTFTで着替えて、コートを羽織り、あとはウィッグだけの状態でコミケに来場してくる人もいる。ルール的にアウト。こんなのだったり、「ダンボール身につけるだけ!」て人も長い更衣室への待機列に並び、料金を支払い 参加証である”ちぇんじ”をもらう必要があるので注意。
年々入場料などが高くなっている。理由としては納得できるが、元々コスプレがメインのイベントではないので「そんなにお金を支払ってまでコミケにこだわる理由はあるのか?」と疑問。
個人的おすすめ 【★★☆☆☆】
勿論コミケ自体は良いイベント。同人即売会のため、同人誌を購入、友人との交流がメインで合って、コスプレはオマケとして考えておく。
コミケでわざわざコスプレする必要性を考えるとオススメ度はこんな感じです。
参加したい併せがある!会いたい人が参加している!って場合じゃなければTFTでも良い気がします。
イベントの詳細
会場の住所
東京都 江東区有明3-11-1
会場までの交通
・ゆりかもめ線「国際展示場正門駅」より徒歩3分
・りんかい線「国際展示場駅」より徒歩7分
開催時間
10:00~17:00
(最終日は15時45分頃)
参加料
コスプレイヤー1,000円
先行入場は+1000円
(C96~C98までの3会期は、入場規制中の会場へ一般参加で入場する際、別途にリストバンド型の参加証(有料)が必要)
主催団体
コミックマーケット準備会